保険外交員は歩合制?
保険外交員のお給料事情
保険外交員の勤務形態は、主に個人事業主として保険会社から委託を受けていることが多いようです。ここでの個人事業主とは、法人化せずに自ら事業を行なう個人のことを指します。自営業者とも称します。個人事業主のため、所得税が課せられます。法令の制限がない限りあらゆる事業を行なうことが可能になるのです。
保険外交員は、新人の期間のお給料がある程度保障されているため働きやすい職業と言えます。新人の間は研修期間があり、その後は少額ではあるものの固定給が保障されています。一部の保険外交員は、保険販売のスキルを習得した後、独立して新たなステージに移る人もいます。その場合、基本給や企業との委託契約によって保険外交員報酬を得るため、税務上は事業所得になり、保険外交員は個人事業主となるわけです。
このような個人事業主である保険外交員のお給料事情は、ほぼ歩合制となるため、個人での収入に大きな差が生まれます。しかし、最初は契約に結び付かないことも多いため、所属会社から毎月無理のない程度のノルマを課せられ、月額13万円~15万円程のお給料が保障されている場合もあります。この期間を終えると安定した保障はなくなり、完全歩合制に変わり収入が決まってきます。勤続5年位の中堅保険外交員ともなれば、月収20万円程を稼ぐようになります。さらに勤続10年以上のベテランになると、毎月5本程度の契約が取れるようになる場合があります。そうなると月収30万円を超える保険外交員も現れてきます。
また国内の保険では、得られる収入も契約保険金額に応じて歩合が決まっていきます。特に終身保険などの大型契約が取れると、大幅な年収アップにもつながり期待ができます。一方、外資系保険も保険料に応じて歩合が決まっていきます。女性としても、自分のスキルや能力を活かすことでお給料がアップしていくことは、やりがいにもつながるでしょう。
有名企業での年収
保険外交員の就職先として有名な企業では日本生命、第一生命、明治安田生命、アフラックなどがあります。保険外交員の仕事は、直接的な勧誘も多いですが、求人サイトにも掲載されています。
口コミサイトなどによると、大手の生命保険会社で研修中は月額20万円~22万円程がお給料になるところもあるそうです。この研修期間が終われば、固定給の方は下がり、歩合給が重要になります。ある有名企業では、2年間は固定給15万円が決まっていますが、研修期間を過ぎ歩合給になれば月収8万円程になり、契約が取れなければ年収100万円前後になってしまいます。しかし逆に年収1000万円を達成する優秀な保険外交員も存在し、有名企業になるとこの差も大きくなってくるのです。